チャールズ・ロートン「狩人の夜」(1955)

こんばんは、皆様、三頌亭です。「ウィッカーマン」のお話をしていたら思い出した映画です。チャールズ・ロートン監督の「狩人の夜」です。これは本当に素晴らしい映画で映画的な興味を存分に満足させてくれるフィルムノワールの傑作だと思います。初めて見たのはビデオになってからでしたが、ロバート・ミッチャム扮する偽牧師の指の刺青(Love&Hate)の演出に唖然としたものでした。「気色悪っ~」ww。全体的に表現主義的な陰影のある映像も素晴らしいですし、三頌亭の好みの映像です。原作はデイヴィス・グラッブによるベストセラー・スリラー小説でこちらも大変面白いです。因みにキング大絶賛の映画で、いかにもキングが大好きそうな映画だと以前原作(トパーズ・プレス刊)を読んだとき思ったものでした。

The Night of the Hunter 1955 Full Movie(字幕なし)

https://www.youtube.com/watch?v=uF7uscfKrjA


あらすじ&DVD紹介
「銀行強盗で逮捕された男ベンが大金の隠し場所を告げぬまま死刑になった。彼と刑務所で知り合った悪徳伝道師ハリー・パウエルは出所後、その大金を求めてベンの妻ウィラと二人の子どもに取り入り、まんまとウィラと結婚。やがてウィラも殺され、幼い二人の子どもたちは逃避行に出るが、金の在処を求めるハリーの悪魔のような追跡が始まる……。

英国の舞台出身で、ハリウッド映画でも活躍した名優チャールズ・ロートンが、デイヴィス・グラッブによるスリラー小説(創元推理文庫の邦訳は絶版)を映画化した『狩人の夜』。ロバート・ミッチャム演じる悪魔のような伝道師ハリー・パウエルが、とある母子家庭に取り憑き、ついには母を殺害、逃げる幼い兄妹を執拗に追い続けるサイコ・ホラーである。公開当時は散々な興行成績で、失意のロートンは二度と監督業に手を出さなかった。ところがリバイバル公開を重ねるうちに、ミッチャムの怪演、立ち向かう名優リリアン・ギッシュとの宗教的な対決、ドイツ表現主義的な陰影を強調した美しいビジュアルにより、作品は映画ファンの間で熱狂的な人気を高めていく。ハリーが両手の指にした「LOVE」と「HATE」のタトゥーは、その後、スパイク・リーの『ドゥ・ザ・ライト・シング』を始め、さまざまな分野の表現に引用されている。フランソワ・トリュフォーマルグリット・デュラススティーヴン・キングからも最大の賛辞を贈られたこの名画が、米のUCLA映画&TVアーカイヴと権利元のMGM、そしてマーティン・スコセッシ率いる財団フィルム・ファウンデーションによりデジタル修復され、ついに日本初のBlu-ray化が実現した。」

 

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The_Night_of_the_Hunter_(1955_poster)

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THE NIGHT OF THE HUNTER01

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The Night of The Hunter02

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The Night of The Hunter03

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The Night of The Hunter04

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Charles Laughton

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Lillian Gish

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Sally Jane Bruce

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Charles Laughton02

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THE NIGHT OF THE HUNTER-jp