『マルペルチュイ ジャン・レー/ジョン・フランダース怪奇幻想作品集』(国書刊行会2022)

こんばんは皆様、三頌亭です。今日は最近出版されたものの中から紹介いたします。ジャン・レーの「マルペルチュイ」ですね。やっと新訳が出たかという思いのする三頌亭です。前のブログでも紹介いたしましたが、月刊ペン社から旧訳が出たのが40年以上前ですw。最近 の分類ですとゴシック・ホラーの傑作ということになってます。入れ子構造が面白い作品で「ゴーメンガスト」や「アイアマンガー」お好きな人なら気に入ってもらえるかもしれません。今回の出版には短編集「恐怖の輪」とオランダ語からの翻訳でジョン・フランダース名義の「四次元 幻想物語集」が収録されています。本屋さんでチラっと立読みしたのですが、「恐怖の輪」の方が面白そうです。ジャン・レーの短編について今までに日本語訳のあるものについては大体目を通して、英訳本を3冊ほど読みました。できればジャン・レーの短編翻訳全集みたいなものをおねがいしたいとよく思っておりますw。余談ですが英仏ではジュブナイル向け・ホームズパスティーシュ「名探偵ハリー・ディクソン」のシリーズが有名なようですね。

 

出版社紹介

【怪奇長篇試し読み】現代ゴシック・ファンタジーの最高傑作『マルペルチュイ』第1章公開!|国書刊行会|note

note.com

 

 

【解説試し読み】『マルペルチュイ ジャン・レー/ジョン・フランダース怪奇幻想作品集』刊行記念「訳者解説」

https://note.com/kokushokankokai/n/n9810f98e3907

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『マルペルチュイ ジャン・レー/ジョン・フランダース怪奇幻想作品集』

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『マルペルチュイ』(篠田知和基訳、妖精文庫19、月刊ペン社、1979)