山田風太郎「東京南町奉行」(旺文社文庫:1987)

皆様、明けましておめでとうございます、三頌亭です。本年もよろしくお願いいたします。実は年始から家族のものが私を除いてコロナにかかってしまい、散々な正月でしたww。こんあこともあろうかと職場から余った抗原検査キットをくすねてきたのが役に立ちましたww。というわけで見残したアニメばかり見ていたので本読んでいません。なので昔読んだものの中から紹介いたします。今はなき旺文社文庫風太郎作品集の一つ「東京南町奉行」です。それにしても天保の改革で辣腕を振るった鳥居耀蔵が近くの丸亀城明治維新まで軟禁されていたことはこの作品を読んで初めて知りました。この作品は鳥居耀蔵のその後を描くフィクションです。このダイヤモンドヘッドの老人の蛮行がなんともユーモラスで不思議な読後感のする作品です。いまはちくま文庫あたりに収められているのでしょうか?。見つけたら一度お読みになってみてください、お勧めですw。

東京南町奉行 (旺文社文庫) 文庫 – 1987/3/1

天保改革で町奉行として辣腕をふるい、燿甲斐(妖怪)とあだ名された鳥居甲斐守燿蔵。改革の坐折で罪を得て丸亀に謫居すること30年、なおも法の厳格な守護者として鬼気迫る行動を示す老武士燿蔵を描く表題作ほか、参議広沢真臣暗殺の謎に迫る。(「天衣無縫」)など5編を収録した、傑作時代小説集。」

収録作品「斬奸状は馬車に乗って」「明治暗黒星」「天衣無縫」「首の座」「おれは不知火」「東京南町奉行

東京南町奉行