こんばんは、皆様、三頌亭です。今日は読み残しの大作・ホジスン『ナイトランド』でございます。買ってから何十年かぶりにやっと読みましたww。これ読んでなかったんですか~という方もいることでしょう。かなり前にNight Shade Booksというところから出た5巻本のホジスン傑作選を入手して、主だった作品を読むことができました。「ナイトランド」はその時すでに荒俣宏氏の翻訳があって、購入したものが本棚に鎮座ましましておりました。あとがきで荒俣宏氏は「翻訳は苦痛以外のなにものでもなかった」などと書いておられまして、読むのがのびのびになって今回のようなことになってしまっていますw。
さてこの作品一言で言いますと、騎士道・冒険恋愛ロマンス(ちょっとSF風味)であります。考えようによれば古色蒼然、ただの中二病的冒険ロマンスですが、未来におけるナイトランドのディテールと時間軸のねじれ具合がこの作品の肝ではないかと私は思います。ラヴクラフトの言う「コスミック・ホラー」の草分けというわけですね。変な言い方ですが通常の小説的美点を欠いた異常作というのがこの作品の特徴です。皆様いかがでしょうか?
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89
ちなみに三頌亭のホジスン作品の一般的なおすすめは『異次元を覗く家』と短編集『海ふかく』(ア-カム・ハウス叢書:国書刊行会)です。ところで妖精文庫のまりの・るうにいさんの表紙が好きだったので載せておきます。
原書房・紹介
「百万年後の滅びゆく地球。絶滅の危機を逃れた人類が暮らすピラミッドの外界は、巨大な怪物が闊歩する「ナイトランド」だった。H・P・ラヴクラフトやC・S・ルイスが絶賛した20世紀イギリスを代表する異次元幻想怪奇小説ついに復刊。
ウィリアム・ホープ・ホジスン著、荒俣宏訳の『ナイトランド』は、2002年6月に原書房より刊行された傑作幻想長編です。定価3,520円(本体3,200円)、550ページの堂々たるボリュームを誇ります。太陽を失った遥か未来の地球を舞台にした、壮大かつ異様な世界観で知られる伝説的なSF・怪奇小説です。」



















