こんばんは、皆様、三頌亭です。今日は「天才数学者はこう賭ける」であります。たまにはこちらのフォルダも更新しようと思いまして・・・。この本ですが内容はというと、金融工学の現代における発展と山っ気の多い数学者群像といったところです。昔から数学者と賭博というのはよくある取り合わせで、かのパスカルとフェルマーが賭けの問題を論議しあったことから、確率論は始まっております。また相場(株価など)の変動のモデリングとその必勝法は数々の数学者の挑戦を退けてきた難敵でありました。この本ではまずケリー基準(破産確率)を先取りしたダニエル・ベルヌーイから始めますが、有名な次の例をあげておきましょう。
Google Aiより
『天才科学者アイザック・ニュートンは、1720年にイギリスで起きた世界規模のバブル崩壊「南海泡沫事件(サウス・シー・バブル)」に巻き込まれ、現在の価値で約4億円(当時の2万ポンド)にのぼる大損をしました。物理や数学で人類最高峰の頭脳を持っていたニュートンが、なぜ相場で破滅的な大失敗をしてしまったのか、その経緯と理由は以下の通りです。
ニュートンが大損したプロセス
ニュートンの投資行動は、現代の個人投資家が陥る「典型的な失敗パターン」そのものでした。
- 第1ウェーブ(成功): ニュートンは早い段階から「南海会社」の株を購入しており、株価が暴騰する途中で一度売却し、大きな利益(勝ち逃げ)を得ました。
- 心理的焦り(嫉妬と狂気): 売却後も株価はさらに上昇を続けました。周囲の凡人たちが株で大儲けして成金になっていく姿を見て、ニュートンは「早く売りすぎて損をした」という強い後悔と焦りに襲われます。
- 高値でのイナゴ買い(再エントリー): 誘惑に耐えきれなくなったニュートンは、バブルの最高値圏(最初の購入時の数倍の価格)で、安全資産や全財産を投げ打って再び南海株を大量に買い戻してしまいます。
- ナンピン買いと破滅: その後バブルが崩壊し、株価はリンゴが落ちるようなスピードで急落しました。ニュートンは現実を受け入れられず、株価が下がる途中でさらに「買い増し(ナンピン)」を行い、傷口を致命的なまでに広げました。
ニュートンが残した名言
この大損に絶望したニュートンは、後に次のような有名な言葉を残しています。
「私は天体の動きならいくらでも計算できるが、人々の狂気までは計算できなかった。」
どれほど数式や論理に強い天才であっても、集団心理が作り出す相場の過熱感(バブル)や、自分自身の「欲・焦り」といった感情をコントロールすることは不可能だったという教訓として、今なお世界中のトレーダーに語り継がれています。
その後、ニュートンは周囲の前で「南海(サウス・シー)」という言葉を出すことすら極端に嫌がったとされています。』
いかがでしょうw。かの天才もとった行動は現代の一般の投資家たちと全く変わりませんね。実際に経験のある方もいらっしゃるじゃないかと思います。ただGoogle Aiさんとことなり三頌亭は「人々の狂気までは計算できなかった。」というニュートンに底知れない天才を感じてしまいました。何故かというと核心の作業仮説に1発で届いてしまっているからです。
この本は戦後のアメリカで相場変動に挑んだ数学者の銘銘伝です。登場人物のなかで最も興味深いのはクロード・シャノンでしょう。「情報工学」の創始者、イケメンのおっちゃんでMITの偉人ですw。彼の生涯・リターンは28%だったそうです(思ったより少ないでしょうw)。ブラックジャックの必勝法を開発したエドワード・ソープ、この人も非常に印象的人ですね。さらに時は現代、金融工学という名の新しい武装に身を包んだ2人のノーベル賞受賞者を擁するヘッジファンドがこの難敵に挑みますがあえなく破綻してしまいました。死闘はまだまだ続いているようです。
蛇足:もう少し数式入れてくれた方がわかりやすいと思います(^^;)。
「天才数学者はこう賭ける」Google Aiによる解説
「『天才数学者はこう賭ける:誰も語らなかった株とギャンブルの話』(原題: Fortune's Formula)は、ウィリアム・パウンドストーン著、青土社から出版された確率論、資金管理、そして金融工学の歴史を描いたノンフィクション書籍です。
主要な登場人物とエピソード
- クロード・シャノン:情報理論の創始者。ケリー基準のベースとなるエントロピー概念を提唱し、自らも株式投資で巨富を築きました。
- エドワード・ソープ:MITの数学者。ケリー基準を応用してブラックジャックのカードカウンティング(必勝法)を開発し、カジノを震撼させました。その後、ヘッジファンドを設立してウォール街でも大成功を収めます。
- サミュエルソンと経済学者たち:ケリー基準(一発退場を避けつつ幾何平均リターンを最大化するアプローチ)を「リスクが高すぎる」として批判した、ノーベル経済学賞受賞者ポール・サミュエルソンら伝統的経済学者との激しい論争が描かれます。
本書がもたらす最大の教訓
どれほど予測の精度(確率)が高くても、「賭け方(資金管理)」を誤れば確実に破滅するということです。
投資やトレーディングにおいて、手法(勝率)と同じくらい、またはそれ以上に1回あたりに投じる資金の割合が重要であることを、歴史的なドラマとともに学べる名著として今なお高く評価されています。」




















