2020-01-01から1年間の記事一覧

指数分布による為替変動のシミュレーション・その3

こんばんは、皆様、三頌亭です。さらに小ネタ集の蛇足ですw。今回使った為替レートの生データ(1分足)ですが、どこからどのようにして持ってきたかを具体的に申し上げておきます。Forexiteというサイトでロシアのサイトです。Meta stockの部分でダウンロー…

指数分布による為替変動のシミュレーション・その2

こんばんは、皆様、三頌亭です。さて小ネタ集の続きですw。というか補足でございます。為替レートの変動(1分足)6カ月分をストレージしていきなり指数分布に当てはめました。こういった時系列変動がどのような分布を取るかについては様々な研究がありまし…

指数分布による為替変動のシミュレーション

こんばんは、皆様、三頌亭です。これも小ネタ集のひとつです。今回はVBAを使わなくてもできるでしょうw。といいますか1種のフィールドワークのようなものです。まず表題通り、為替の分足データをゲットしてきます。分足データはいろいろあるのですが下記の…

連続データ重ね合わせ用・関数

こんばんは、皆様、三頌亭です。今日は小ネタ集の一つですw。以下の関数は縦に並んだデータを一定量シフトさせて足し合わせていく関数です。何に使うのかよくわからないという方が大半でしょうが、必要な人には自分でいうのもなんですが「便利」ですw。 Re…

数値的逆ラプラス変換(誤差評価にかえて・その2:Bessel関数編)

こんばんは、皆様、三頌亭です。前回はあまり得意でない矩形波を逆変換した例をお見せいたしましたので、今回はベッセル関数を例にとって細野法で数値的逆ラプラス変換行ってエクセルの関数値と比較してみましょう。ところで最近ではフリーの数式処理システ…

数値的逆ラプラス変換(誤差評価にかえて)

こんばんは、皆様、三頌亭です。細野法でオイラー変換の項数と未変換の項数を自由に設定できるようにしたVBAのコードです。これでおそらくラプラス変換した関数部分の記述を変えるだけでオッケーでしょうW。これらの数値的逆ラプラス変換法のアルゴリズムが…

数値的逆ラプラス変換(Gaver-Stehfest 法について)

こんばんは、皆様、三頌亭です。このまえから解説してます逆ラプラス変換方法ですが、ご参考までに細野法ではない、Gaver-Stehfest 法について簡単にご説明いたします。まあ大体、利用者の立場としては「能書きはいいから早くプログラムをよこせ!」というの…

数値的逆ラプラス変換(vba-code解説)

こんばんは、皆様、三頌亭です。今日は数値的な逆ラプラス変換をエクセルに関数として組み込むプログラムを紹介いたします。もともとこのプログラムは実験データを拡散方程式の解に当てはめるために作成したものです。もうだいぶ前に作成したものですが、最…

数値的逆ラプラス変換(複素数計算vba)

Public Type Complex x As Double y As DoubleEnd Type Function ToComplex(x As Double, y As Double) As Complex ToComplex.x = x ToComplex.y = yEnd Function Function Cadd(z1 As Complex, z2 As Complex) As Complex Cadd.x = z1.x + z2.x Cadd.y = z1…

数値的逆ラプラス変換(vba-code)

Rem 数値的逆ラプラス変換filt06(t) Hosonoのアルゴリズム----------------------Rem atstp:分母 btstp:分子---ラプラス関数値の算出に必要なパラメータをセル参照Rem 作例 F(s) = ht(8次多項式)/gt(8次多項式) : 有理関数Public Function filt06(time As Do…

滝口康彦『異聞浪人記』(講談社文庫など:初出1958年)

こんばんは、皆様、三頌亭です。これも以前紹介したことがありますが、再度ということで持ち出してきました。滝口康彦『異聞浪人記』であります。この作品はミステリ色の強い短編小説で、三頌亭の記憶によく残っているものです。滝口康彦の他の作品を読むき…

アリステア・マクリーン「荒鷲の要塞」 (ハヤカワ文庫 NV)

こんばんは、皆様、三頌亭です。今日はアリステア・マクリーン「荒鷲の要塞」を紹介いたします。以前、「ナヴァロンの要塞」を紹介したことがありましたが、あの作品がマクリーン初体験の本でした(映画版のほうが先なんですけどねw)。ところで本格ミステ…

笹本祐一「妖精作戦」(創元SF文庫)

こんばんは、皆様、三頌亭です。以前、秋山瑞人「イリヤの空、UFOの夏」という作品を紹介したことがあったかと思います。そのときこちらの作品、笹本祐一「妖精作戦」のことも紹介したかったのですが、スペースの加減で見送りましたw。仄聞するところにより…

矢野徹「自殺潜水艦突撃せよ」 (角川文庫1980年)

こんばんは、皆様、三頌亭です。これも以前読んだものなかからご紹介いたします。SF作家・矢野徹のものとすれば代表作とは言えないでしょう。古い読者ならマンガになった「地球0年」や劇場アニメになった「カムイの剣」のほうがよくご記憶のことでしょう。 …

トマス・フラナガン「アデスタを吹く冷たい風 」(ハヤカワ・ミステリ文庫)

こんばんは、皆様、三頌亭です。今日は以前読んだものの中から紹介いたします。作者は推理小説プロパーではありませんので、この作品集のみがミステリー分野での全集となります。トマス・フラナガンは大学の先生でアイルランド文学の研究者でした。「アデス…

『魔法科高校の劣等生(32) サクリファイス編/卒業編 』(電撃文庫)

こんばんは、皆様、三頌亭です。『さすおに』最新刊です。一応、本巻をもって堂々の完結でございます。連載から10数年長かったですね~。長きにわたって破綻なくプロットを積み上げる作者のエネルギーとその熱意を素直に称賛したい三頌亭です。ところでこれ…

「血を吸うカメラ」(原題:Peeping Tom : 1960)

こんばんは、皆様、三頌亭です。クラッシックなホラー映画の紹介ばっかりになってますが、三頌亭特選・名画座ということでご勘弁いただきますw。マイケル・パウエル監督「血を吸うカメラ」・・・これも映画雑誌のコラムで見つけて、長い間見たくて仕方がな…

ミルワード ケネディ「救いの死 」(世界探偵小説全集:国書刊行会)

こんばんは、皆様、三頌亭です。この本も読み残しです。作者のミルワード ケネディですが英国のミステリ作家としてはよく知られた人のようで戦前にも翻訳があるそうです。で本作「救いの死」ですが、まあ異色作ではありますね。ただ登場人物に魅力がないのと…

ジョン・スラデック「見えないグリーン」 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

こんばんは、皆様、三頌亭です。この本もだいぶ以前に読んで記事にしてなかったものです。再読しましたが、古典的な枠組みのミステリーの末裔ですね。プロットは新規性のある大きなトリックが一つ加えられていてなかなかの驚きですw。探偵さんや登場人物の…

折原一「ファンレター」(講談社:1996)

こんばんは、皆様、三頌亭です。ごそごそ本の整理をやっていたら出てきたので読んだ本ですね。書簡体形式の連作短編小説です。この作者のもので手紙を使ったものとしては「チェーンレター」というのもありました。お勧めはしませんが個人的に面白かったです…

チャールズ・ロートン「狩人の夜」(1955)

こんばんは、皆様、三頌亭です。「ウィッカーマン」のお話をしていたら思い出した映画です。チャールズ・ロートン監督の「狩人の夜」です。これは本当に素晴らしい映画で映画的な興味を存分に満足させてくれるフィルムノワールの傑作だと思います。初めて見…

映画「ウィッカーマン」(1973)

こんばんは、皆様、三頌亭です。最近、アラン・ブラウンの「Inside the Wicker Man 」という本を読みました。ホラー映画「ウィッカーマン」のメイキング・ストーリーですね。なかなか詳しく調べてあって、感心いたしました。企画から始まって、ロケはどこで…

C・W・グラフトン『真実の問題』(世界探偵小説全集:国書刊行会)

こんばんは、皆様、三頌亭です。今日は読み残しの本からご紹介いたします。だいぶ前のことですが、・・・私の大好きな映画監督のフリッツ・ラングの作品でハリウッド最後のものとなった「条理ある疑いの彼方に」( Beyond a Reasonable Doubt (1956))という…

T・E・D・クライン「復活の儀式」(創元推理文庫:2004)

こんばんは、皆様、三頌亭です。今日は読み残しの本のなかからご紹介いたします。T・E・D・クライン「復活の儀式」です。結構分厚いのが上下巻に分かれて2冊あります。始末の悪いことに下巻が見つかりませんw。なので仕方なくebookで残りを読みました。オリ…

ディーン R.クーンツ「ファントム」

こんばんは、皆様、三頌亭です。本屋さんへ行ったら「アンドロメダ病原体-変異-」という本が出ていたので思い出して書いておきましょう。ディーン R.クーンツ「ファントム」です。この本は一言でいうと「アンドロメダ病原体」とクトゥルー神話を合わせたよう…

スコット・デイヴィッド・アニオロフスキ編「ラヴクラフトの世界」

こんばんは、皆様、三頌亭です。だいぶ前に青心社から出た本です。最近になって読みました。いわゆる「クトルフ神話」のアンソロジーです。ある意味究極のワンパターンのアンソロジーですね。収録作品は下記の通りです。「ダニッチの破滅 」と「コロンビア・…

テレビ・ドラマ『シャーロック・ホームズの冒険』

こんばんは、皆様、三頌亭です。今日のお題はグラナダ・テレビ制作の「シャーロック・ホームズの冒険」です。NHK放映中に10話分くらいは見たのですが、やっと大部分を見ることができました(廉価版DVDw)。ホームズ物の映像化では最高の出来栄えではないで…

ワーグナー「ニュルンベルクのマイスタージンガー」

こんばんは、皆様、三頌亭です。今日は久しぶりに音楽のお話です。ワーグナー「ニュルンベルクのマイスタージンガー」ですね。「ブギーポップは笑わない」の口笛の曲といえばおわかりになる方もいらっしゃるでしょうか?w。こんな感じです。 前奏曲https://…

アニメ「虐殺器官」

「虐殺器官」01 「虐殺器官」02 こんばんは、皆様、三頌亭です。今日は劇場用アニメーション「虐殺器官」です。伊藤計劃さん原作の3作品のうち最後に制作されたものです。アニメ制作会社の倒産のため公開が延びて、その後新しい制作会社に引き継がれ公開され…

山田風太郎「幻燈辻馬車」(新潮社:1976)

こんばんは、皆様、三頌亭です。今日は以前読んだ本の中から紹介いたします。山田風太郎「幻燈辻馬車」です。この作品、連作短編集といったほうがいいのでしょうか?。山田風太郎の明治小説集のなかのひとつですが、三頌亭が読んだ彼の明治ものの中ではもっ…