2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「血を吸うカメラ」(原題:Peeping Tom : 1960)

こんばんは、皆様、三頌亭です。クラッシックなホラー映画の紹介ばっかりになってますが、三頌亭特選・名画座ということでご勘弁いただきますw。マイケル・パウエル監督「血を吸うカメラ」・・・これも映画雑誌のコラムで見つけて、長い間見たくて仕方がな…

ミルワード ケネディ「救いの死 」(世界探偵小説全集:国書刊行会)

こんばんは、皆様、三頌亭です。この本も読み残しです。作者のミルワード ケネディですが英国のミステリ作家としてはよく知られた人のようで戦前にも翻訳があるそうです。で本作「救いの死」ですが、まあ異色作ではありますね。ただ登場人物に魅力がないのと…

ジョン・スラデック「見えないグリーン」 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

こんばんは、皆様、三頌亭です。この本もだいぶ以前に読んで記事にしてなかったものです。再読しましたが、古典的な枠組みのミステリーの末裔ですね。プロットは新規性のある大きなトリックが一つ加えられていてなかなかの驚きですw。探偵さんや登場人物の…

折原一「ファンレター」(講談社:1996)

こんばんは、皆様、三頌亭です。ごそごそ本の整理をやっていたら出てきたので読んだ本ですね。書簡体形式の連作短編小説です。この作者のもので手紙を使ったものとしては「チェーンレター」というのもありました。お勧めはしませんが個人的に面白かったです…

チャールズ・ロートン「狩人の夜」(1955)

こんばんは、皆様、三頌亭です。「ウィッカーマン」のお話をしていたら思い出した映画です。チャールズ・ロートン監督の「狩人の夜」です。これは本当に素晴らしい映画で映画的な興味を存分に満足させてくれるフィルムノワールの傑作だと思います。初めて見…

映画「ウィッカーマン」(1973)

こんばんは、皆様、三頌亭です。最近、アラン・ブラウンの「Inside the Wicker Man 」という本を読みました。ホラー映画「ウィッカーマン」のメイキング・ストーリーですね。なかなか詳しく調べてあって、感心いたしました。企画から始まって、ロケはどこで…

C・W・グラフトン『真実の問題』(世界探偵小説全集:国書刊行会)

こんばんは、皆様、三頌亭です。今日は読み残しの本からご紹介いたします。だいぶ前のことですが、・・・私の大好きな映画監督のフリッツ・ラングの作品でハリウッド最後のものとなった「条理ある疑いの彼方に」( Beyond a Reasonable Doubt (1956))という…