アリステア・マクリーン「荒鷲の要塞」 (ハヤカワ文庫 NV)

こんばんは、皆様、三頌亭です。今日はアリステア・マクリーン荒鷲の要塞」を紹介いたします。以前、「ナヴァロンの要塞」を紹介したことがありましたが、あの作品がマクリーン初体験の本でした(映画版のほうが先なんですけどねw)。ところで本格ミステリファンの方って冒険小説とかハードボイルド小説とか苦手という方もままいるんじゃないかと思います。そんな方のためにこれは面白いじゃないかと取り出してきたのが「荒鷲の要塞」です。アクションシーンてんこもりでプロットはミステリー、全体は冒険小説という珍品でしょうw。読むのは面倒だという方には映画版があります。もともと本作はマクリーンによる映画のシナリオ版のノヴェライゼーションです。小説版と少し設定は違うところもありますが、全般的にはオッケーですw。映画のほうはクリント・イーストウッドがいいですねーw。名優リチャード・バートンと私的には「ホラーの女王」イングリッド・ピットと楽しいです。

 

出版社紹介

「連合軍の一将軍がドイツ軍に捕われた。彼はヨーロッパ反攻計画の全貌を知る人物で、ただちに救出せねばならない。監禁された場所はアルプス山中にそそりたつ鉄壁のゲシュタポ本部。英国情報部のスミス少佐らは吹雪をついて決死の潜入を図った。が、敵は、ゲシュタポだけではなかった。仲間の中にナチの二重スパイが紛れ込んでいたのだ! 強烈なスリルとアクション、二重三重のどんでん返し─冒険小説の王者の最高傑作!」

 

映画あらすじ

第二次世界大戦の最中、ヨーロッパ大陸反攻作戦を担当するアメリカ陸軍の将軍、カーナビーが飛行機事故によりドイツ軍の捕虜となる。連合国の最重要機密の漏えいを防ぐため、イギリス軍情報部(MI6)のローランド提督とターナー大佐は救出作戦を立案。スミス少佐を中心とするイギリス軍情報部員6名と、アメリカ陸軍レンジャー(英語版)のシェイファー中尉からなる混成部隊が結成される。

 

カーナビー将軍が収容されているのは、アルプス山脈の断崖絶壁に建てられた「鷲の城」(Schloss Adler)と渾名される難攻不落の城塞である。一行はカーナビー将軍救出のため、この「鷲の城」に向かう。」

 

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荒鷲の要塞01

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荒鷲の要塞02