D・M・ディヴァイン『五番目のコード』(現代教養文庫)

こんばんは、皆様、三頌亭です。D・M・ディヴァイン『五番目のコード』ですね。昔読んだので少し再読しました。ディヴァインの作品の中でも人気作だと思います。「ミッシング・リンク」の見せ方が非常に上手な作品でした。ただ、犯人はすこしミステリーを読みなれた方にはわかりやすいものになっています。バランスの取れたお手本のようなミステリー作品です。個人的にはダメ男の新聞記者ビールドの人間ドラマのほうが面白うございましたw。現在この作品は創元推理文庫に収録されています。


出版社紹介
スコットランドの地方都市で、帰宅途中の女性教師が何者かに襲われ、殺されかけた。この件を発端に、街では連続して殺人が起こる。現場に残された棺のカードの意味とは?新聞記者ビールドは、警察から事件への関与を疑われながらも犯人を追う。街を震撼させる謎の絞殺魔の正体と恐るべき真意とは―読者を驚きの真相へと導く、英国本格の巧者ディヴァインの屈指の傑作が甦る。」

 

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D・M・ディヴァイン『五番目のコード』